2015年 07月 18日
台風過ぎて夏の兆し 7/18

「梢よりあだに落ちけり蝉の子の」
「生まれたる蝉にみどりの京鹿の子」
「うすき羽いまだ使えず蝉生るる」
昨日の台風11号も無事に通過して我が家
の庭の草や木は生き返ったように鮮やかに
緑を濃くしていました。雨や風ににさらさ
れ落ちた小枝や葉を掃除していると「じ・
・じ・・、じ…」と弱弱しい蝉の声、見ると
殻 から抜け出たばかりの蝉が地面にバタバ
タと転がっているではありませんか! 思わず拾い上げ、おもて庭の京鹿の子の葉に載せました。
10分ほどして再び見に行くとそこにはもう蝉の姿はありませんでした。きっとどこかで夏を満
喫していることでしょう。
高浜虚子の句 「仮の世のひとまどろみや蝉涼し」
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by gallery-sato
| 2015-07-18 14:30
| 一日一文