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はや6月、もう半年も御無沙汰してしまった。

もう90歳。それなりに日常を豊かにゆっくりと歩むことにしましょう。

年ギャラリーを営み、若い作家さんたちには「どなたでも最初から上手な人はおりません。だんだんに成長したらいいんですよ。楽しんで作りましょう。見る人、使う人にも楽しんでいただきましょう」と励ましつづけてきた私。そんな若者たちの成長過程をじっくり眺めながらの日々は、ギャラリーのオーナーを職とするわたしにとって、思い出してもそれはそれはほのかな日々を過ごし、若い作家さんたちからたくさんの気鋭をいただいたように思います。

んなときです。ふと、私自身も何か、作品らしきものを自分の手で創ってみたいとおもうようになりました。

書く=(イコール)文章を作る」ということですから、わたくしも若い作家たちと同じように、下手でもいいからと思い、とにかく少しづつ、地球温暖化による大雨などで激しく変わる季節、コロナ禍によるマスク顔の悪影響、さらに多様性の時代故か、主婦作家の登場などなどなどを、昭和の目を持つおばあさんの丁寧にささやかな日常の記録としてエッセイ風に書いてみることにしました。

と気が付くと、なんとA5版67ページの小冊子のエッセイ集が№1~№16と16冊にもなっているのです。驚きました。あまり上手でもないのにと、反省もありますが、それでも気持ちは温かく、気分はすでに次号へと、高まっているようです。

かごろは高齢のため幅広く動き回ることができなくなりました。でも、じっとしていても自分を深く見つめ、自分のすべてを生かすことが大切のように思います。折角九十歳まで生きてきたのですから私にしかできない生き方をしてみたいと思うこの頃です。

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# by gallery-sato | 2024-06-08 20:34

は作家さんの手作りのアート、いわゆる工芸品を商うギャラリー業。といってもごくごくささやかなギャラリーなのですが、もう三十年も近く商いを続けています。ついこの間のこと若いお客様からギヤラリーって何にするところ? と聞かれ、改めて考えてなおしてみました。

 常、ギャラリーというところはアート作品(手作りの工芸作品を含む)を展示する空間ということで、美術館との違いは、それらの作品を販売した収益で成り立っています。

 のところのギャラリーの場合は、ほとんどが生活工芸作品。作品は売れる売れないだけで選ぶのではなく、たとえそれが生活に密着した手作りの作品であっても、作り手の情熱が入つているものや「作品」から人を感じたり「作品」を通して人の生きかたが感じられようなものを選ぶようにしています。そしてそれらの作品を「ギャラリーさとう」の空間でどう見せたいか、どうやって作品の良さを目だたせばよいか、などなど考えながら配置してお客様を迎えるように心掛けています。

 のように配置を考えながら作品を並べる作業はわたくしにとってとても至福の時なのです。わたくしはつねづねギャラリーというところはただ作品を売り買いするだけの場所ではなく時間や雰囲気を含めたその場の空気感を楽しむところだと思っています。

 から少しでもくつろいでいただけるようバックミュージックを流したり、お茶をお出しして気分が良い方向に向かえるような空気感を大切にしています。そんな中で作品をじっくり見ていただき、自分好みの作品とのめぐり逢いを楽しんでいただきたいのです。

自分の目で見て、感性に合った作品とめり合った時にはぜひ作品をお持ち帰りいただいき毎日ご自分のそばで愛でてください。ギャラリーというところは、そうゆうところなのです

 んなギャラリー業を続けて三十年。わたしの体も衰え、積極的な活動ができなくなった近頃ですが、それでもいつまでも、静かに淡々と新しい時代との交わりや、ほほえみ楽しむ心を忘れずに、お金に代えがたいギャラリーでのめぐり逢いや、まじわりを大切にぼちぼち命の尽きる日まで続けたいと願っています。



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# by gallery-sato | 2024-01-01 17:35

ギャラリーさとう:幸枝の公開日記です。感動いっぱいで綴れれば幸いです。


by gallery-sato